日本健康同盟(略称・健康同盟)
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「私の病気体験記」−その2(前ページからの続き)
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自律神経失調症・不定愁訴症候群などの、医者に相談してもなかなか原因や治療法
が分からない症状に悩まされているのは、あなた一人ではない事を知って頂くため
に、ここに様々な人達の「病気体験記」を掲載します。
医師は、「原因や治療法が分からない」症状にぶつかると、自律神経失調症・不定
愁訴症候群と診断する傾向も過去に多々あった様であります。
今のような環境汚染時代においては、かような症状の原因には、農薬を含む「人工
化学物質」が関与している場合がある事も、可能性として否定出来ないと思います。
健康同盟はかなり以前から、かかる視点に立脚して、このやっかいな症状の問題とそ
の解決法を追究して参りました。
「21世紀の統合医療システム」は、その問題解決に確実に繋がるものと信じます。
(酒井洋明)
▲ 追記:治療法の情報については日を改めて続行致します。
健康同盟結成準備会ニュ−ス(治療法) *1994年4月号 私の病気体験記(6) 自律神経失調症・不定愁訴症候群 |
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事務局(会長宅)・ 東京都品川区大井1−48−5・〒140・●03−3777−8590 |
連絡先(副会長宅)・ 〃都板橋区高島平3-11-4-1001・〒175・●03−3975−3031 |
*全国から私のところにお手紙で相談に来られたものの中から、病状が事細かく書かれている便り
を選び、皆様の参考に供したいと思います。 なお、同意を得ている訳ではないので
明確な住所氏名は伏せます。 *タイトルは編集者がつけました。
手紙の文末に記した 日付け 並び 年令は 到着した当時のものです。
健康同盟・会長・酒井 洋明
(会長に来た手紙より)
● 9) 「 娘が起立性調節障害と言われまして−−−」
昨晩は、突然失礼致しました。
娘は小学校三年の九月に症状が出ました。初めは大学病院へ連れて行って脳波、脳断層写真
と、いろいろ検査しましたが、結局分からず、現在に至っています。 最終的に起立性調節
障害と言れまして薬は私のほうが希望しまして漢方薬を出して頂いております。症状は、頭
痛、めまい、疲れやすい、息苦しいなど、その時その時でいろんな症状が出ますので何が何だ
か私の方も気が休まるときがありませんでした。ただ一つの救いは診て頂いた先生が 患者の
心を一番理解して下さった先生でしたので、その時その時の症状に合わせて薬を出して下さっ
たことです。その先生が言われるのには「この病気は外見は何ともありませんが、本人が一番
苦しいのですよ。」と話されましたので、病気が出たときは、学校は休ませる様に、勉強も程
々にと思っていますが、今、中学三年の為、本人がチョット無理をしているようです。
現在は漢方薬と赤まむしの粉末を飲んで、何とかやっています。
(1989年10月13日届く)
新潟市牡丹山*−*−*・行○ 由○・女性・(娘は中学三年生)
●10)「 検査には出ず、とうとう精神病院へ入院」
主人は56才、昨年11月風邪をこじらせたのがもとで、自律神経失調症になりました。
ずっと頭が痛いと病院の神経科に通院、薬をもらっていたのですが、ちっともよくならずに今
年3月下旬、薬を変えてもらった頃から、段々おかしくなり、注射、点滴等をしてもらはなけ
れば耐えられなくなり、4月に入院しましたが、入院した日から一日一日とだんだん悪くなり
意識不明の状態になり、とうとう精神病院へ送られてしまいました。
もう一度普通の病院へ戻してもらうようお願いして、約2か月後、やっと元の普通の病院へ帰
りました。脳波、CT、脊髄等いろいろ調べてもらいましたが病気の原因につながるものがな
い、とのことで8月17日に退院し今は家庭療養をしております。現在、手が震えて字が書け
ません。視野が狭く目が見えないと申します。平衡感覚が悪いというのでしょうか、小さい事
ができません。こんな主人に合った治療法・薬等がありましたら教えて頂きたいと思います。
(1989年10月12日届く)
神戸市中央区・吉○ 美○子・(56才の主人のこと・主婦)
●11)「医者不信におちいってしまいました。」
私の症状は毎日の腹痛(胃とへその中間)、げっぷ、頭痛、動悸、肩凝り、ふらつき、背中
の痛み、鼻詰りなどに悩まされております。
いくつもの病院で診察して頂きましたが、胃が荒れているとか、または悪いところはありませ
んとかで、こちらがこれだけ悩まされているのにと医者不信に陥ってしまいました。近頃にな
ってようやく、自分の病気は自律神経失調症ではないかと思うようになりましたが、はたして
この病気の治療はどのようにしたら良いのか分からず思い悩んでおりました。
新聞で酒井様が長年にわたり数多くの治療法を試されて、軽快されたとのこと、色々な体験と
か、良い治療方法などを教えて頂けますよう宜しくお願い致します。切手を同封致しますので
、何とぞご助力をお願い致します。(1989年10月7日届く)
福岡県春日市岡本・○塚 ○秀・35才・男性
●12) 「全身の神経がピリピリして−−−」
自律神経失調症と医者に言われますが、症状は、三年ほど前から腹筋が動き盛り上がるのが見
えます。腸が突っ張って動いているような感じです。
全身の皮膚の神経がピリピリしてしびれのような感じです。
熱いもの、冷たいもの、味の濃いものを口にすると途端に腸(下肢)が動き、しみるように痛
みます。
それで食べたいものも我慢しましたので欲求不満なのでは、と思います。
食欲はあり辛い毎日です。腹筋に痛みがあります。
とても腹が立ちます。失礼致しました。(1989年10月17日届く)
東京都世田谷区代沢・渡辺 ○子・(年令不詳)・女性
−4−
*お断り:13)、14)、15)の項目の資料が見当たりませんので、とりあえず、飛ばしました。
● 16)「同じ苦しみを持つ方々に、少しでも
お役に立てればと−−−−−−−」
横浜市○○北軽井沢 8−2・ ◎マンション・▲ 公園 △ 号
菊◎ 康○ (昭和19年生れ)(45才)・男性
前略、毎回 健康同盟のニュ−スをお送り下さいまして有り難うございます。 またお電話
を頂きながら返事が大変遅れまして申し訳ありません。引越しその他でごたごたしており、
お許し下さい。 健康同盟の趣旨には大いに賛同しております。参加させて頂きたく宜しく
お願い申し上げます。 先にお手紙でお話しました通り、小生も20才代の後半、自律神経
失調症〜心身症で苦しみました。最近、社会の急激な変化が影響しているのか、会社内でも
病気で悩む方々が増加している様です。自分自身の健康を維持するためにも、また同じ苦み
を持つ方々に少しでもお役に立てればと考えております。
今後、積極的に参加させて頂きたいと考えておりますので、宜しくお願い申し上げます。
新住所は次の通りです。(表記) (1990・2・13)
● 17)「 母の発病が原因で、動悸、胸苦しさ、
不眠、不安等が−−−」
福島県白河市▽−◇ 岩○ 正○ (年齢不詳)女性
前略、すっかり会費の送金が遅くなり申し訳ございません。
お陰様で体調も良くなり仕事に身を入れることが出来る様になり毎日忙しく生活しておりま
す。最近の症状は安定しており一時は退職も考えていたのですが、このままの状態が続けば
どうにか仕事の方も大丈夫なのではないかと思っています。
しかし漢方薬は未だ続けており、止めることについては(薬を)まだ不安があり、しばらく
は漢方薬の治療を続けていこうと思っています。1ケ月 10、500円の費用です。
私の発病は 母の発病が原因で 、どうき、胸苦しさ、不眠、不安等が症状でした。
安定剤と自律神経調整剤を半年(5月〜11月)服用しました。母の病気が悪化すると共に
私の方も薬なしでは生活できない様になってしまった。でも身体の方はだんだんおかしくな
って、自分の身体じゃない様な感じになり おかしいと疑問を持つ様になり12月に入り、
(安定剤が慢性化するとこうなること多し=編集者)
漢方薬に切り替える。しかし薬を止めて漢方薬にするとすごく症状が悪くなり、仕事を2ケ
月間休む様になってしまった。安定剤が悪いという確信があったので、大変苦しい思いがし
ましたが、完全に止めました。精神病のような状態で、下半身の力が抜けた様になり、外出
も出来ない様になりました。 でも、(安定剤を止めて=編集者補注)しばらくすると、一
日一日とよくなるのがよく分かりました。母も2月に亡くなり、心も落ち着いてきたのか、
快方に向かい、2月末から出勤し、半日勤務、6時間勤務とだんだんと仕事の量を増やして
勤めてみました。仕事の内容も一般事務のようなものに変えてもらいどうにか今日まで頑張
ってこれました。会社のほうも色々配慮してくれていますので、名前を出して皆様に報告す
ることは当分は避けたいと思っていますのでご了承下さい。それでは又何かと一年間お世話
になります。宜しくお願い致します。(1990・10・11)(下線は編集者が加筆)
*(私のアドバイス)
精神的なショック(この場合、母親の病気)がきっかけで情緒が不安定になり、安定剤や自
律神経調整剤に依存した例です。自律神経調整剤というと聞こえが言いですが、成分を調べ
ると精神安定剤もしくはその類といったところです。
自分の発病の原因は母親の病気(重体)が原因と自認していますが、仏教でいう「愛別離苦」
(愛するものと別れなければならない苦しみ)の心境はだれでも持っているものです。
そんな時、胸がどきどきしたり(動悸)、眠れなくなったり(不眠)、強い不安感に襲われたり
するのは、当然です。もし、こんな時でも、ク−ル(冷静)でいられたら、余程その人は、冷た
い(実際はその人を愛していない)人か、心身分裂症(心と体が神経で結ばれていない分裂気味
の症状を呈する)の病人か、そんな様な人でしょう。この当然な心境をありのままに認めて、嵐
が鎮まるのを待つが如く、じっと優しく堪えて「感情」を流していく、言わば、感情の出口を創
ってやる、これが「ありのまま」を重視する「森田療法」流のやり方です。こんな時、体に反映
した感情の動き(動悸など)に大袈裟に反応して(ビックリして)、精神安定剤などを服用する
と、もし、母親への依存心が強かった場合は、今度はクスリに依存してしまいます。自律(立)
心の醸成こそ大切かと思われます。
健康同盟結成準備会ニュ−ス(治療法) *1994年4月号 私の病気体験記(7) 自律神経失調症・不定愁訴症候群 |
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事務局(会長宅)・ 東京都品川区大井1−48−5・〒140・●03−3777−8590 |
連絡先(副会長宅)・ 〃都板橋区高島平3-11-4-1001・〒175・●03−3975−3031 |
● 18)「電車の音が異常に響き、歩行も困難、
抵うつ剤、安定剤は13年間も−−」
茨城県古河市−−−−−−・
○竹 祐○ (33才)・女性
先日は お電話でのお話ありがとうございました。早速私も「健康同盟」に加入したいと思
いますので−−−今後とも宜しくお願い致します。 何かの資料や私と同じような症状の
方( 抵うつ剤と安定剤を13年間飲み続けていたが回復した方 )のような資料を送って頂
ければ幸いです。 もう一つのお願いは、電話でお聞きした東京慈恵会医科大学のペイン
クリニックでやっている若杉先生の星状神経節ブロックの治療を受けたく思います。
若杉先生と酒井先生がたいへん親しいとのことで是非若杉先生への紹介状を書いて頂きたいの
ですが宜しくお願い致します。 そこでたいへんあつかましいお願いなのですが、私は電車の
音が異常に響き、歩くのも歩きにくいので東京まで行くのが少し困難なのでもしよろしかった
ら同封しました封筒に入れて送って頂きたいのですが宜しくお願い致します。−−−−−
(1990・10・11届く)
● 19)「 健康こそが一番幸せなことと痛感。
漠然とした不安感、意欲の欠如があり、
漢方薬も効なく、動機もひどく−−」
稲城市−−−−−− 阿○ ○子 (当時、年齢不詳)女性
前略、仕事多忙のため、お返事を出すのが遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
私の現在までの症状その他を書かせて頂きます。
昨年7月頃、胃の調子が悪くなり、たまには胃の検査をしたほうが良いと思い、母がかかり
つけの森下胃腸病院(相模原市)で胃の検査(バリウム、胃カメラ)を受けたが、特に異常は
ないとのことで投薬を受ける(薬の内容は分からないが消化剤のようなものではないかと思う
)。その少し後何でもないと言われたにもかかわらず以前よりひどく胃の調子が悪くなって全
く食欲がなくなり、匂いをかいただけでも気持ちが悪くなるほどで何とか無理矢理に食べてい
た。 このままでは拒食症になってしまうのではないかと心配になり再度病院へ。症状を話し
たところ、自律神経 の方からきているとのことで、別の薬に変わった。顆粒の薬のほかにアボ
ビス、ベリアクチン、デパスをしばらくの間飲んだ。少しずつ調子も良くなってきた為少しずつ薬
を減らしていったが今年のはじめ頃から食事のほうは食べられるが、今度は動悸がひどくなり又病
院へ。結果、結局は現在も飲んでいる顆粒状のものと、アボビス、デパスをそれ以後服用している
。そのほか今年に入ってからは 漢方薬 を煎じて2週間ほど飲んだが全く効かなかった。本で読
んだ 東邦医大大森病院 の 心療内科も行ったが 同じような薬を下さるだけなので二度しか行
かなかった。地元の市立病院の神経内科も行ったが同じようなものなのでそれっきり行っていない
。現在の症状としては動悸がひどくなる、胃腸の調子が悪い、気持ちが悪くなったり下痢したりす
る。よく眠れないことも時々ある。 (特に仕事中)胸の辺りが息苦しく痛みがあることもある
。体がふらふらするような感じがしたことがあった。 漠然とした不安感 もある。
なんとなく気分が優れない。 昨年、半年間ほど生理がなかった。 何かやろうとする気力がない
。以前は 食べ歩きや旅行が好きだったが現在はそんな気分にはなれないし、行ったところで具合
が悪くなったらどうしようという心配があり行けない。 性格的には、神経質、心配症、几帳
面でいいかげんなことが出来ない、どちらかと言えば完全主義的かもしれないと思う。また 仕事
上のストレス もかなりあると思っている。
以上が大体現在までの症状です。何とか現在の状態から解放されたい気持ちで一杯です。
そして健康こそが一番幸せなことだと痛感している毎日です。(1990・9・8届く)
*( 会長のアドバイス )「何かやろうとする気力がない」とは 生体エネルギ−の低下と
考えられます。 これが不要なストレスから来ている場合には「新・自律訓練法」をして発散する
必要があります。「漠然とした不安感」「何となく気分が優れない」とは原因が特定できない時、
しばしば生じるものです。原因が不明の時には、とりあえず、健康のレベルを向上させることによ
って、体力、気力を充実させ「病」から遠ざかる方法をとりましょう。同時に、肝臓が弱っている
時にも、そうなる場合があるので、たとえ血液検査で出なくても「水治療」をはじめとして「内臓
クリ−ニング」(註:「水治療」や「特殊なビタミン主剤の点滴療法」など)は始めるべきです。
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▲ 編集者から:「私の病気体験記」は随時、掲載します。