日本健康同盟(略称・健康同盟)


 New Page1 (2005年3月14日−24日、記載)  治療情報−1特報


          自律神経失調症、神経症の身体面からの治し方


[ かなり以前、池袋で、自律神経失調症に特効と言われた{ 長嶺注射療法 }があった

  その評判の高さに当時(1977年頃)の週刊誌が大きく取り上げた。

でも、その詳細な中身が分からないこともあって、次第に下火になってきた。

長嶺医師自身は、ある一定の期間をおいて、年齢等の事情もあって、お辞めに為ったと

聞いています。

私は、当時、神経症に悩み、池袋の長嶺医院に伺い、体験してみた。でも、注射の中身が

分からないことは不気味だった。それで、管轄している行政、すなわち池袋の保健所に相談

して、患者の権利を行使して強く要請したら、その中身を渋々開示してくれた。

それを此処で公開致します。

私はそれを埼玉県の慢性疾患専門の医院に紹介して、自らもそこで実験してみた。

確かに元気になる感じがした。

1989年当時、長嶺注射療法などの自律神経症の治療法に関心のある朝日新聞の編集

委員の記者に通知して教えてあげた処、わざわざ治療体験している埼玉の医院まで来て取

材に来た。そこで、掲載されたのが1989年9月17日(日)の朝日新聞全国版の

「みんなの健康」欄の記事、

「自律神経失調症ーーー回復めざし工夫さまざま」 だった。

その紙面に「自律神経失調症の点滴薬」が記載されている。

そして、当時、健康同盟の立上げに奔走していた私からも同記者は取材され、

「体験者の情報を持ち寄る動きも」

として、同紙面に健康同盟結成の動きが掲載された。

  
現在、神経症に悩まれる方々への朗報になれば幸いと思い、長嶺注射の中身と共に、

関連内容を紹介致します。 酒井洋明
 】



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    「日本健康同盟」機関紙・健康同盟ニュ−ス

1995年      4月号

 長嶺注射資料

 

*事務局(会長 宅)酒井洋明・ 東京都品川区大井1−48−5
・〒140・●03−3777−8590

*連絡先(副会長宅)松岡安夫・ 東京都板橋区高島平3-11-4-1001
・〒175・●03−3975−3031

    その1

*長嶺注射薬というのは一昔(昭和40年前後)自律神経症(当時、自律神経失調症という呼称

 は一般的でなく、長嶺禎美医学博士独自の命名によるもの)卓効があると騒がれたものである。

*長嶺禎
美医学博士の基本的な考え方は、次のようなものであります。


  (氏の著書「自律神経症総論」昭和26年初版・昭和48年版より):


1)精神神経(身体の「表」の神経)も自律神経(身体の「裏」の神経)も元々同じ神経細胞で

  あるから、一方が弱る時は他方も弱ってくるので−−−精神神経症(不安感、強迫思考、

  神経衰弱、ヒステリ−様症状=ノイロ−ゼ)がひどくなれば必ず「自律神経症」を伴うもの

  であり、自律神経症が激しくなれば、精神神経症の症状も出てくるものである。

2)自律神経症の人は、脳細胞、特に自律神経の中枢と言われている間脳が悪いのです。間脳と脳下

  垂体とは密接な関係がありますから、間脳が狂うと内分泌系統も狂いアレルギ−性疾患も続発

  します。−−−今の医学の検査方法では脳細胞は検査できないのです。−−−私の注射は神経細

  胞の栄養剤に過ぎないので、この私の注射で治る症状は、すべて自律神経症の一分症であると決

  めたのです。

3)二十数年前(「註」昭和26年頃)までに、神経の栄養剤と言うか、神経の変調を正常に戻す薬

  剤を5種類発見した。−−−神経細胞にのみ必要なある種の栄養素のことです。

  この神経の栄養素というのは食物からは摂取出来ないらしいのです。 神経症の人にいくら、肉

  、魚臓物、果物等食べさせても、さっぱり神経症は治らないし、会社の社長等で栄養満点の20

  貫を越える体重の人でも神経症は起こります。

4)私の処では 器質的な疾病ではない自律神経の失調によって起こったものだという診断がつか

  なければ注射は射ちません。

5)恰度、喘息、リウマチ、慢性湿疹、慢性蕁麻疹、アレルギ−鼻炎、眼炎等々が、一見何も関係の

  ない独立した病気であると思われていたものが、実は全て副腎皮質ホルモンすなわちコ−チゾン

  の分泌不足から来るものであることが最近判ってきた如く、自律神経症の色々な症状は全て間脳

  の機能不全 に依るものなのです。

6)自律神経症の人は、アレルギ−体質、異常体質の人が多く、健康人には何でもない薬剤・注射薬

  でも過敏に反応し、何だか変だ、気持ちが悪いと言い、脳貧血を起こしたり、ひどい時はショッ

  ク様症状を呈します。ですから私の注射を射つ時は、誰でも非常に心配しますが、私の注射は、

  まだ一人も副作用もなく、気持ちが悪いと言った人もありません。また習慣性も全然なく、注射

  の有効時間も段々長くなります。


  −−80本以上になると身体が若返ってきます。老人ほどはっきり解ります。

  注射100本位で曲がった腰が伸び、皮膚が艶々してきて
肥ってきます。60本以上の人で大体

  10年は若返ります。


7)精神的・肉体的ショックを受けるとバッテリ−(この場合、脳細胞・間脳のエネルギ−容量)が

  ア−スしたようなも
ので、また一寸充電する必要があります。特に体内に細菌が入るとア−ス

  エネルギ−が逃げる=編集
者・脚注)ので、気管支炎にしても、大腸炎にしても一日も

  早く細菌を殺してあげることです。


 *私自身(=酒井会長)は、自分のメモによれば 1977年1月25日(火)に初診。

  同時に長嶺注射を開始しています。

  私自身の体験を述べると確かに疲労感が回復し、ウツ気分が良くなり、

  元気が出てきた感じでした。(ここでは詳細に記載できません)


 1977年2月8日(火)池袋保健所が執拗に要請する私に、仕方なく、

  やっと明らかにした「長嶺注射薬」成分液は次の通りです。

 1. ニコチン酸アミド 10mg
        (血管拡張剤)

 

   

 

 2. 硝酸チアミン 5mg
        (ビタミンB
 

   1.6.をベンジルアルコ−ル1.5%、ブドウ 

    糖5.0%に蒸留水を加えて 1.5ccを

 

    

 

 3. 燐酸リボフラビン  2mg
       (ビタミンB
 

    取る。薬量は患者の症状に応じて作る

 

  4. シアノコバラミン  5mg(ビタミンB12
 (註:5mgは多過ぎる。0.5mgの間違いではないか、と指摘する専門医もあり)


  5. 塩酸セファランチン 0.1mg(セファランチン)

  6. パロチン    5〜3mg(唾液腺ホルモン)


  *鳩山ニュ−タウン診療所(埼玉県比企郡鳩山町大字石坂664−828、

  ●
0492−96−2310、月曜=休診、火〜土=夜間診療5-10時、

   日
曜=昼間診療9時〜4時30分)で 私(酒井会長)の進言と助言によって

   篠原 秀隆医博が開発した SSD点滴薬(akai−hin
ohara−rip

   の頭文字をとって 篠原 医博が命名した)の内容は次の通りです。

  ( ←  次の紙面に掲載 )

  これは1989年(平成元年)9月17日(日曜日)の朝日新聞・日曜版・

  「みんなの健康」(表題「自律神経失調症」)に掲載されました。

  当日の関連記事:一昔前「よく効く」と評判だった長嶺薬(長嶺禎美医師=引退=の開発

  した注射薬)の成分を強化(表=その2に掲載)(身体の)「洗浄のせっけん役」として

  点滴する。サウナ、遠赤外線を照射し、温水シャワ
-(酸性陽極水=編集者)する装置、

  電気バリも動員する。自費入院で日に1万余円かかり、老廃物がたまると再発する限界

  もあるが、長嶺注射資料
 最近の122人は、完全克服18%

  △効果があり通院中53%△1〜2回で中断29%、という。

  → その2  に続く。

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  ○その2

    「日本健康同盟」機関紙・健康同盟ニュ−ス

1995年      4月号

 長嶺注射資料

 

*事務局(会長 宅)酒井洋明・ 東京都品川区大井1−48−5
・〒140・●03−3777−8590

*連絡先(副会長宅)松岡安夫・ 東京都板橋区高島平3-11-4-1001
・〒175・●03−3975−3031

    その2

 (前紙面からの続き)

*鳩山ニュ−タウン診療所で 私(酒井会長)の進言と助言によって 篠原 秀隆医博が開発した

SSD点滴薬(Sakai−Snohara−
Dripの頭文字をとって 篠原 医博が命名した

)の内容は次の通りです。朝日新聞・1989年(平成元年)9月17日(日曜)、「みん
なの健康」に掲載された。

 1. ニコチン酸アミド    50mg(血管拡張剤)

 2. 硝酸チアミン      50mg(ビタミンB 

 3. 燐酸リボフラビン     5mg(ビタミンB 

 4. シアノコバラミン     1mg(ビタミンB12

 (註:5mgは多過ぎる。0.5mgの間違いではないか、と指摘する専門医もあり
=編集者)

 5. 塩酸セファランチン    5mg(セファランチン)

 6. パロチン       200mg(唾液腺ホルモン)

(註:パロチンはホルモン剤であるので間もなく中止された、と聞く。
   但し、適応
症の疾患には使用することもあるかもしれません。=編集者)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 7. ビタミンC      200mg  +    ー

 * (注) + は患者の状態で適量を判断する。

 8. ビタミンB       +   ー 

                  

 9. ノイロトロピン     +    ー 

                         * 点線内(−−−−)の成分は私
                          (酒井会長)と篠原医博が共同で
                           検討し、追加した方が良いと判
10 タチオン       200mg ー      断したもの。

                          (タチオン、強力ネオ・ミノファ-ゲンC など
                           は肝臓改善剤・老廃物中毒の改善
                           
には欠かせないものとして、元々
11 強力ネオ・ミノファ-ゲンC     +    ー    原医博が点滴薬として使用して
                           い
た。)従って私が強力に追加を
                           要請したのはビタミンCとビタミン
                           B
でし
た。=編集者)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ーーーーーーーーーーーーーー
ここで、私(酒井会長)の体験談を追加しておこう。前に「ウツ気分の軽快、疲労感の

減少・回復、元気が出てきた」などと述べた。その他に
「視力が良くなる」

(点滴をやっている間に次第にはっきり外界が見え出したことを何回も記憶している。)

「食欲が出る」(これは元気が出
てくる、と重複するかもしれないが。

「元気が出てきた」は気分の高揚と考えてもらってもいい。)

記録によれば、篠原医博のところで
 593回以上 通院治療しており、歯の治療もあっ

たものの、その通院時のほとんどはSSDを実施したので、その体験効果は実感している。


 勿論、長嶺医院の所でも、50〜60回は自己注射した記憶はある。

 篠原医博氏自身、毎日の様にそのSSDの点滴を受けていたので、最近の様子を知りたければ、通

院がてら直接聞いてみるのも良かろう、と
思う。ただ、多忙な方ので、通院治療の意志もなく、電話

で問い合わせするのは遠慮して頂きたい。

*成分の説明  文献)「ビタミンバイブル」(小学館・ア−ル・ミンデル著)他。
 
□ 
ニコチン酸−−−−体内の物質代謝を活発にする。(エネルギ−の増加)

           血管を拡張する。吐き気を抑える。

 
ビタミンB3、ナイアシンともいい、水溶性ビタミンB群の一つ。

 消化系の健康を促進させ、胃腸障害を和らげる。より健康な皮膚を作る。偏頭痛を防いだり

 痛みを和らげたりする。血液循環を促進、血圧を下げる。下痢を軽くする。メニエル氏症候

 群中の不快な症状を和らげる。口腔、唇の炎症を治療し、口臭を予防する場合も多い。

 コレステロ−ルを減少させる。

○ その他)これが不足すると、口の両端がただれ胃の炎症が起こります。これが慢性化し、無酸 

 症にまでなると胃癌の前触れとも考えられる状態になりますので注意しなければなりません。 

 またこの欠乏では神経の中枢がやられノイロ−ゼから精神病にまで進むことがあります。

 (「健康法の百科」保健同人社ヨリ)

□ ビタミンB1−−でんぷん・炭水化物の燃焼に必要これが不足すると手足や肩が痛むこと

  が多い。水溶性。B群の他のビタミンと同様、余分なB1は体内に貯蔵されず、すべて排出さ

  れる。したがって毎日補充する必要ある。精神状態を向上させる。神経組織、筋肉、

  心臓の働きを正常に保つ


  乗物酔いに効く。歯科関係の手術を受けた後の痛みを和らげる。ヘルペス、帯状疱疹の治療を

  助ける。ビタミンB1、B2、B6はバランスよく摂取しないと効果的でない。

  更に効果を上げるには抗ストレス効果をもつパントテン酸や葉酸、B12と共に

  取ると良い。

 ■(注)鳩山ニュ−タウン診療所では上記の他パントテン酸を混入する場合が多い。


   長嶺注射資料 →
 その3  に続く。

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 ○ その3

    「日本健康同盟」機関紙・健康同盟ニュ−ス

1995年      4月号

 長嶺注射資料

 

*事務局(会長 宅)酒井洋明・ 東京都品川区大井1−48−5
・〒140・●03−3777−8590

*連絡先(副会長宅)松岡安夫・ 東京都板橋区高島平3-11-4-1001
・〒175・●03−3975−3031

    その3

(前紙面からの続き)

*成分の説明=文献)「ビタミンバイブル」(小学館・ア−ル・ミンデル著)他 より

 『長嶺注射液』『SSD』の内溶液の説明。

□ ビタミンB2−−−B1とは異なり、B2は熱と酸化、および酸に強い。

成長と細胞の再生を助ける。健康な皮膚、爪、髪を作る。

口腔内、唇、下の炎症を和らげる。


 視力を増進させ、目の疲労を軽減する。他の物質とともに働き、

 炭水化物、脂肪、蛋白質の代謝に役立つ。(欠乏症)口腔、唇、皮膚、生殖器の炎症、

 機能障害。

□ ビタミンB6−−−ピリドキシン、ピリドキサ−ル、ピリドキサミンが集まったもので、」

 抗体、赤血球を作るのに不可欠腸内菌にはB6合成能力があるといわれている。

 そのためには繊維を加えた菜食の必要がある。蛋白質、脂肪の適切な吸収を助ける。

 各種の神経、皮膚疾患を防ぐ。老化を防止する核酸の合成を促進する。

 夜間の筋肉のけいれん、脚のひきつり、手のしびれなど、

 いくつかの手足の神経炎を和らげる。自然の利尿作用を促す。

□ 
ビタミンB12ーーー赤いビタミン、またはシアノコバラミンとも呼ばれる。

  少量で効果を上げる。


  必須ミネラル(Co =コバルト)を含む唯一のビタミン。胃では吸収されにくい。人体に有効に

 働くため
はカルシウムが必要。B1の量が少なくて葉酸が多い食事(例えば菜食)を行なって」

 いる場合は、B
12の不足が起こりがちである。  甲状腺が正常に機能しているときにはB12

 吸収は順調に行なわれる。
効用として、赤血球の形成・再生、貧血症の防止、

 子供の成長促進、食欲増進、体力増進、神経系統の健康を維持する。脂肪・

 炭水化物・タンパク質が体内でちゃんと使われるようにする。

 いらいらをなくす。集中力・記憶力・精神の落ち着きを改善する

 
12の毒性の報告はない。たとえ大量投与しても問題は起きていない。

(注=篠原秀隆医博は最近500マイクロg=0,5mgから2000
マイクロgまで

 =2mgまで増量してみたが、その患者は良好な反応が出たという。

 
そのため上記の池袋保健所における調査報告はもしかしたら

 正しいのかもしれない、という。1990年4月29日)


□ ビタミンC−−−アスコルビン酸。

 大部分の動物は体内でビタミンCを合成することができるが、

 人間とサル、モルモットは体内で合成できず食物からそれを摂らなければならない。

 人体の組織細胞、歯肉、血管、骨、歯などの成長と修理に大切なコラ−ゲン

(膠原質)を作り出すのに主要な役割を果す
。人体の鉄の消化を助ける。

 ストレス状態にある場合、消耗が早い。」

 
効 用:傷、火傷、歯茎の出欠を治す。手術後の回復を早める。

 血液中のコレステロ−ルの低下を助ける。ビ−ルスやバクテリヤによる

 多くの感染症を予防する。
天然の下剤の役目を果たす。

 静脈中の血栓の起こる率を減らす。蛋白質細胞を互いにくっつける
ことにより、

 寿命を延ばす。多くのアレルギ−源となる作用を弱める。
 壊血病を予防する。

□ セファランチン−−−薬理作用は製造発売元の「化研生薬株式会社」によると、

 免疫体産生能増強作用、細網内皮系機能亢進作用、毒素中和作用

 抗アレルギ−作用交感神経緊張緩解作用、が認められている
という。

 また適応症として、白血球減少症、円形脱毛症、滲出性中耳カタル、気管支喘息、胃炎・胃酸過

 多症、胃・十二指腸潰瘍などがあげられている。

□ タチオン−−−−−グルタチオン=生体酸化還元平衡剤。薬業時報社の「日本医薬品集」

 によると、
適応症は薬物中毒、自家中毒・周期性嘔吐症、金属中毒、妊娠悪阻など。

 注射の場合、適応範囲が拡がり、その他 慢性肝疾患における肝機能の改善、皮膚障害の改善、

 放射線障害に対する効果などがあげられている。

 錠剤としてグルタイド(田辺)他。注射用のタチオンは山之内製薬から出ている。

□ 強力ネオミオファ−ゲン・C−−−薬業時報社の「日本医薬品集」によると、

 
適応症はアレルギ−性疾患、喘息・じんましん・湿疹、悪阻、血清病、

 リュウマチ、アレルギ−性鼻炎、歯肉炎、食中毒、神経炎、神経痛、月経痛、

 脚気、
特にその神経症状薬物中毒。その他一般薬物過敏症、口内炎。

 慢性肝疾患における

 肝機能の異常。
(帝、−岩城製薬会社)

 錠剤としてはグリチロン錠二号が合資会社、ミノファ−ゲン製薬本舗から出ている。

 注)グリチロンは一時エイズ病にも効果があるのではないかと、

 長嶺注射資料と共に、週刊誌や新聞で報道され騒がれたことがあったが、

 真相は不明である。(酒井記)



  長嶺注射資料
 その4  に続く

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○ その4

    「日本健康同盟」機関紙・健康同盟ニュ−ス

1995年      4月号

 長嶺注射資料

 

*事務局(会長 宅)酒井洋明・ 東京都品川区大井1−48−5
・〒140・●03−3777−8590

*連絡先(副会長宅)松岡安夫・ 東京都板橋区高島平3-11-4-1001
・〒175・●03−3975−3031

    その4

(前紙面からの続き) 
                               
 *(注)『 説明書 』= 実際は縦書


*私(酒井会長)が長嶺医院に通院していた頃(1977年1月25日頃・初診)、当院より受

 け取った『 説明書 』は次の通り。


 (1)  年   月   日 製造   六ケ月間有効

 (2) 2本分3cc(1本分は1.5cc)を1日1回毎日皮下注射するのが効果的です

◎(3) 注射液は数種類の薬が混入されていますので時に薬が析出して小さな物が浮いて見える事

     が ありますが、これは心配ないもので身体の中に入れば溶けて吸収されてしまいます。

 (4) 皮下または筋肉内注射。血管の中に入っても全然危険はありませんが、入れない方が
     無難です。

 (5) 近所の医者、看護婦、助産婦等に射って貰って下さい。誰も射って呉れないから返品する
     と言われても、返金は出来ません。注射液は医者に預けておかずに必ず自宅へ持ち帰って
     冷暗所(冷蔵庫の中断)に保存して下さい。

◎(6) 注射器と針は必ず煮沸消毒。鍋に水を十分に入れて沸騰してから十分間ゴトゴト煮て
     下さい。 湯だけをこぼして注射器が冷えるのを
待って使用。毎日注射直前に必ず煮
     ること。

 (7) 昔の人は注射器をアルコ−ルで洗って使用することがありますが、これは絶対に不
     可。アルコ−ルで洗うと注射液が変化してしまいます。


◎(8) 先ず注射器に3cc以上空気を吸っておいて、針をビンのゴムの膜にさしてビンの
     中にこの空気を全部入れ、逆さにして注射液を吸
い出します。ビンの金の蓋を取り外
     してはいけません。皮下又は筋肉注射ですから皮膚を消毒用アルコ−ルで拭いて針
     を半分位さしま
す。(角度は如何でも良い)内筒を一寸引いて見て動かなければその
     まま注射して下さい。脱脂綿とアルコ−ルは薬局で購入して下
さい。

 (9) 注射する時間は何時でも効力には変わりがありません。朝の内に射った方が具合が良
     い人が多い。食事の前でも後でも同じ。

 (10) 注射后直ちに風呂に入ろうが体操しようが何をしても構いません。

 (
11) この注射液は神経の栄養剤ですから絶対に副作用はありません。注射后気持が悪いと
     か却って悪くなった等言う人が時にはあります
が、これは本当の気のせいです。又は
     他の原因に依るものです。

 (
12) 精神、神経の安定剤の禁断症状を、注射の副作用と間違う人がありますが、良く説
     明書を読んで下さい。

 (13) 治療期間は大体3ケ月〜6ケ月。

 (14) この注射は、たとえ睡眠薬、安定剤と一緒に使用しても又いかなる他の薬と併用して
     も絶対に副作用はありません。(配合禁忌、皆無)

 (15) 風邪、下痢等他の病気を併発すると、自律神経が悪化しますから、近くの医者にかか
     って一日も早く他の病気を治して頂きます。

     (私の注射を射ちながら)薬局の売薬は絶対に使用しないで下さい。

 (16) 神経安定剤等は、凄い習慣性、中毒性があります。
     (薬屋は無いと言うが嘘) 殊に自律神経症の人は中毒になり易いのです。

     安定剤は一時抑えで、根治は絶対出来ぬばかりでなく安定剤の中毒になり
     益々脳神経が弱ってしまいますから使用してはいけません。

 (17) 領収書はお書出来ません。

                                                  (以上。原文のまま)

*以下の文は SSD に関する復刻版であります。 最近入会された方には読んで頂いてな

 いかもしれません。


         健康同盟結成準備会ニュ−ス         1990年8月号

    自律神経失調症に卓効を表わすと言われた長嶺注射薬を発展的継承した「SSD」の臨床効

    果について、鳩山ニュ−タウン診療所(
埼玉県比企郡鳩山町鳩山ニュ−タウン79−1

    TEL0492−96−2310  火曜日〜土曜日
5:009:00pm 日曜日9:00am

    5:00pm)の篠原秀隆医学博士に原稿を依頼したところ、快く引き受けて下さいました。

    ここに慎んで掲載させて頂きます。


    自律神経失調症とSSD(点滴注射薬)



       鳩山ニュ−タウン診療所  所長 篠原 秀隆

 今回 健康同盟(準)の酒井先生(高校教諭)からSSDについて書いてくれとの依頼がありまし

 た。SSDは 酒井・篠原点滴
のイニシャルをとった略号であります。事の始まりは 酒井先生が

 「長嶺注射と言って、自律神経失調症に著効がある注射薬がある
」と私に教えてくれたことから始

 まります。   自律神経失調症の薬はありますが効果があるとは思えない位であったり、

 精神安定
剤であったりして、これぞと思える治療法がないだけに難しい病気であります。

 酒井先生も自律神経失調症に悩まされていました
し、私も自律神経失調症にかかって苦労しまし

 たので関心は高かったのですが、私としては 自律神経失調症は、体内に老廃物が蓄積
*

 長嶺注射資料
 →

 → その5  に続く。

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 ○ その5

    「日本健康同盟」機関紙・健康同盟ニュ−ス

1995年      4月号

 長嶺注射資料

 

*事務局(会長 宅)酒井洋明・ 東京都品川区大井1−48−5
・〒140・●03−3777−8590

*連絡先(副会長宅)松岡安夫・ 東京都板橋区高島平3-11-4-1001
・〒175・●03−3975−3031

    その5

(前紙面からの続き)  自律神経失調症とSSD(点滴注射薬){記事=復刻版}


 *した状況であり、体内の老廃物をクリ−ニングすることにより解決されるというプロテ−ゼ

(理論的前提=編集者注)立てて、人間クリ−ニングをやっていたところ、自律神経失調症が治

って仕舞っていましたので、今更、長嶺注射でもあるまいと思っていました。

 然し、酒井先生が長嶺注射の資料をたくさん持っていて、成分も分量も分かっていた事、多くの

患者さんが長嶺注射を欲しがってい
た事、長嶺医師が病気で倒れ、池袋の医院が閉鎖になり、しか

も注射の内容を秘密にしているため、「幻の長嶺注射」と報道されたりしていることが、SSDを

作るきっかけになりました。「幻の長嶺注射薬」は パロチン、セファランチンはともかくとして

、その他は主にビタミンであるのです。(長嶺医師は否定したようだが。)

特にビタミンB
12が 5mg と多いのです。 一寸考えると、これで天下の難病に効く注射とは

考えにくいので、長嶺医師も どうせ 世間や医師会が信じないのなら教える事もないとカリ
スマ

性(Charisuma:預言者、心霊治療師、魔術師などのような呪術的条件を備えたものの資

質。そのため超自然的・超人間
的なものとして常人は接近し得ずとする。=編集者注)

を持たせているうちに、真実を言いにくくなったのであろう、と思います。

科学であるならば、(真実を)隠すのはアン・フェア−であるのです。

 ビタミンは体のクリ−ニングにも使っていましたし、ビタミンを注射して体の老廃物がクリ−ニ

ング出来れば自律神経失調症も治ると言う事は、私の理論とも一致する事ですので早速長嶺注射を


作ってみました。長嶺注射のオリジナル液(原液=編集者注)がありましたが大体(私が作ってい

たものと)同じものです。
長嶺注射液の方は ビタミンB12の色が強く出ていると思います。

ビタミンは変質しやすいので、遮光、冷所保存です。変質の事を考
えると飲んだり、食べたりする

より、注射のほうが効果があっても当然なのです
。(下線は編集者が加筆)

但し、長嶺注射は、
筋肉注射であるため、自己注射になります。自己注射は インシュリンなどの

特別な場合を除いて、医師としては勧められない事なの
で、私の場合は、出来ません。

さりとて、1週間以上かかって筋注する分量を、一度に筋注すると、局所の筋肉が痛んで出来るも

ので
ありません。  それで、私の方は、500mlの点滴液にして、静脈から徐々に入れてみまし

た。勿論初めは、私と酒井先生が、
何回もやってみたわけですが、その中あれも入れたらどうだ、

これを入れたらどうかと、オリジナルより多くのビタミンが入るように
なりました。

 ただしビタミンB
12の5mgは如何に点滴とはいっても多過ぎはしないかと、2mgにしていま

す。
このビタミンB12は一時的に元気になった自覚が出るので、量をこれから増やす事も、私と酒

井先生で実験してみようと言っていま
す。それまで、私が使用していた人間クリ−ニング剤は、肝

臓の点滴だったのですが、この時以来、SSDになりました。

従来の肝臓の点滴より、元気になったとの自覚がある事と、ビタミンが豊富にあるという事が、そ

の理由です。 私も殆ど毎日SSD
を点滴しております。SSDと、長嶺注射に関して比較してみ

ますと、両者の経験者で、SSDが効くと言ってくれる方と、長嶺注射
が効くと言う方に分かれま

す。或る大新聞の記者がこのことに興味を持ち調べたところ、長嶺注射が効く人が可なり
居て、そ

の訳を長嶺医師に聞いたところ、自分(長嶺医師)しか知らないものを混ぜてある、と言う事であ

った。 即ち、私達が
調べていた内容を否定して居るのでなく、教えない、もしくは、検出で

きない薬が他にある、と言う事です。 それは何かと訊ねると
誰にも教えない、との事です。

長嶺医師とともに永遠に消え去るとの事でした。私は そういう事は科学者にはあってはならない、

芸術の分野には 確かに ある天才とともに消え去る部分があるが、科学はそんなものであっては

ならない、と強調しました。
私は 長嶺医師のもう一つの部分は、カリスマというものだと思いま

す。言うに言えないもの、言って仕舞えばもう効力を失うもの
、これはカリスマでしかないのです

。(下線=編集者加筆)   その新聞記者は聞き込みで事を解決しようとするから、こう言う事


になるのです。核磁気共鳴装置という物質のミクロ(分子・原子のレベル)の状態を調べることが

できる超性能機械を使えば正しい解
答を手に入れることができたはずです。左様、現在物質が存在

する限り核磁気共鳴作用と言うのがあり、共鳴する部分が出ます。

核磁気共鳴作用のない物質はあり得ないのです。長嶺注射を核磁気共鳴装置に掛けてみますと、S

SDにない共鳴部分があれば確かに長嶺医師のカリスマ以外の物質があることになり
ますが、現在

そのようにして調べてみる意欲も必要性も感じておりません。     というのは、SSDで駄

目で長嶺注射が良いと
いう患者が多いのは、前述しましたが、反対に長嶺注射では駄目で、SSD

で効果を上げている患者も、増えて行っていることです。

長嶺注射のX(エックス)物質は今や発表しなければ、無視されても仕方がないのです。

私は 理論、実験、実証が科学と思っていて忠実に行ない患者に説明しています。それが分からず

内容も教えず、神秘のベ−ルの中に包まれているのを信ずるならば、それは科学というより宗教的

に治していると言えるのです。私は自律神経失調症の治療にSSDだけを用いる訳ではありません。

                                                    

 長嶺注射資料 → その6  に続く。